

					この研究会は、持続可能な都市開発の実現と、都市生態系の保全を図るため、都市環境と自然環境の調査・分析を行い、
						保全計画・手法を科学的に示すことにより、自然と調和した都市の実現を目指すことを目的とする。
					
						1.都市域における社会環境・自然環境の調査及びモニタリング。
						2.自然環境の定量的手法の開発と保全計画の提案。
						3.自然環境保全に関する環境教育。
						4.地域の環境保全団体との連帯、協議調整。
						5.環境問題に関する情報の収集と提供。
						6.前各号に掲げるもののほか、この会に目的を達成するために必要なこと。
					
						2015年7月20日に初代会長(当時会長)の小野勇一九州大学名誉教授が逝去され、1年が経ちました。
						世界的な動物学者(生態学者)で、多くの要職1)を歴任された"高名な先生"でしたが、
						一方で、地元を愛し、気さくで、親しみやすい一面を併せ持った"庶民"でもあられたと思います。
						誰もが"定量研のような実績もない任意団体の初代会長をなぜ小野先生が・・・"と思われるでしょう。
						我々もその真意を知る由もありませんが、ただ、半数は生物の素人で構成する定量研について、
						"だからこそ面白い発想が・・・"と仰られていたことを思い出します。
						会が発足してから15年以上が経過した今、故小野初代会長の思いを振り返り、
						今後の定量研のあり方を"皆で考えていく"ことこそが、先生を偲ぶことになるのだろうと思います。