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令和元年度 活動その1

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曽根東小学校5年生によるインタビューを受けて

 令和元年11月19日に曽根東小学校の5年生による曽根干潟を守るために活動している団体等へのインタビューに参加しました。 インタビューの概要などをPDFにまとめました。

インタビューの概要(PDF)

インタビューを受けて、児童が環境学習に熱心に取り組む姿を見て、私たち「定量研」も頑張らねばと思いました。 曽根干潟や自然環境に、興味を持って頂けるような活動を行いたいと考えています。
最後に、この様な場を与えて下さった曽根東小学校の関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。


10月のカブトガニの幼生調査

 R1年10月26日にカブトガニ幼生調査を行いました。 今回確認した幼生は、223個体で、例年よりかなり多い結果となり、 2012年以降はじめて10月では200個体を超えました。その中でも4齢が76個体,6齢が77個体と突出していました。


いい天気の干潟


幼生探索中


空港島への連絡橋を背景に幼生を探索中


カブトガニ幼生多数確認


カブトガニ幼生が動きまわった跡


トビハゼ


ヘナタリーズ


オサガニ


超攻撃的なガザミ

曽根干潟の生きものに会いに行こう! 干潟の生き物観察会

 定量研は、曽根干潟を良く知る団体として、市民の皆様、特に子ども達に干潟を知り、親しみを感じてもらうために「曽根干潟の生きものに会いに行こう! 干潟の生き物観察会」を開催しました。観察会のプログラムは、こちらからごらんください。
 令和元年9月28日(土)は、前日まで雨が降り、天候が心配されましたが、時折 晴れ間ものぞく、 絶好の干潟観察日和となり、午前の観察会に14名、午後の観察会に20名、計34名の市民が参加しました。
 雨上がりという事もあり、たくさんのアカテガニ、クロベンケイガニなどがみつかりました。 子ども達は、生きものを捕まえたり、ドロの中にはまったり、寝転んだりして、干潟を満喫したようです。 また、地盤の高さや、ヨシ原、干潟(泥の箇所)といった環境の違いで、住んでいる生き物の種類が異なることなども学びました。 最初は触れることもできなかったカブトガニの幼生を、帰る頃には手のひらに乗せて喜ぶ子ども達を見ると、このような取組を継続する意義をあらためて感じました。
 この観察会を通じて、干潟や自然を身近に感じ、これらについて考えるきっかけになればと思います。
 なお、この観察会は、『「未来のみなとづくり助成(港・海辺活動)」助成金(一般財団法人みなと総合研究財団)』によるものです。


受付中


出発前の干潟観察の説明


いざ干潟へ!


高潮帯付近で生きもの探し
(干潟の中では地盤が高いとこ)


でっかいカブトガニ(殻だけ)発見!


ゴミの下に生きものが隠れているから
よく見てみよう


干潟でトビハゼを追いかけろ!
気を付けないと、はまるよ


干潟にはまった~


干潟の生きものを追いかけろ


干潟は気持ちいい!


生きものいっぱい捕れたよ~


捕まえた生きものの種類分け


捕まえた生きものの種類分け


捕まえた生きものについて解説


捕まえた生きものについて解説


パンフレットを見ながら
捕まえた生きものを勉強中


簡易シャワーで汚れを落として


どんな生きものが捕れたかな?
大人も興味津々


観察会ご苦労様でした


午前の部 集合写真


午後の部 集合写真

8月のカブトガニの幼生調査

 R1年8月25日にカブトガニ幼生調査を行いました。 今回確認した幼生個体数は、約71個体でした。2008年から12年間の調査のうち最小値の結果となりました。 また、推定齢の分布として、4齢が56個体と突出しており、6齢,7齢,8齢がそれぞれ数個体のみでした。 熱帯・亜熱帯に生息する種が7月に続き、今回も発見されました。 10数年調査を行っていますが、今年がはじめてです。温暖化の影響でしょうか???


調査開始


泥の中に隠れている


左の写真箇所を掘ると・・・


脱皮中です


ウミニナ


イボウミニナ


曽根干潟の生きものに会いに行こう
 干潟の生き物観察会


☆彡申込の方法☆彡

お申込みは、「チラシ・参加申込書(PDF)」をダウンロードしていただき,必要事項を ご記入のうえ,メールもしくはFAXにてお送りください。

チラシ・参加申込書(PDF)



☆彡観察会の内容☆彡

①実施日  : 令和元年9月28日(土)   ※大雨などの場合は10月26日に延期します。

②実施場所 : 曽根干潟(北九州市小倉南区)

③集合場所 : 大野川河口(駐車場はあります)

④時 間  : 120分程度
  午前の部: 受付10:00~ 観察会10:30~
  午後の部: 受付13:30~ 観察会14:00~
      同じ内容で2回行いますので、どちらかをご選択ください。

⑤服 装
   ・長袖、長ズボン、帽子、汚れてもよい服装で、長靴は必ずご持参ください。
   ・着替えもあると 安心です。
   ・軍手はこちらで用意します。

⑥ご注意
   ・タオルや飲み物、塩飴など各自で熱中症対策をお願いします。
   ・小学生以下は、保護者同伴でお願いします。
   ・レクレーション保険(傷害保険)に加入します。
   ・観察会中に写真を撮影します。写真はHPや広報資料に掲載されるなど
    外部へ公開されることをご了承のうえ、お申し込みください。
   ・各回とも申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。

⑦中止の連絡
   ・天候(雨風が激しい場合)等により中止する場合は、
    午前8時30分前後に定量研のホームページにその旨掲載するとともに、
    参加者へ個別に電話あるいは電子メールでご連絡いたします。

この観察会は、『「未来のみなとづくり助成(港・海辺活動)」助成金(一般財団法人みなと総合研究財団)』によるものです。


7月のカブトガニの幼生調査

 R1年7月15日にカブトガニ幼生調査を行いました。 今回確認した幼生個体数は、約300個体でした。ほぼ例年どおりの結果となりました。 また、推定齢の分布も例年と同じような傾向でした。


調査開始


盛り上がった泥の中には・・・


指先サイズのカブトガニ


ものすごい数のヤマトオサガニ


ヤマトオサガニ♂


初登場ノコギリガザミ
巨大ハサミが超危険!

6月のカブトガニの幼生調査

 R1年6月16日にカブトガニ幼生調査を行いました。 今回確認した幼生個体数は、10個体でした。今月も例年と比較して少なかったです。  産卵に来たのであろうカブトガニの番(つがい)が、貫川の川岸に潮待ちをしているようでした。  流れが速く、写りは悪いのですが・・・


写真中央の黄色い物差しの上に番(つがい)がいます

5月のカブトガニの幼生調査

 R1年5月19日にカブトガニ幼生調査を行いました。 今回確認した幼生個体数は、21個体でした。4月がゼロで、今回も昨年・一昨年の5月と比べると非常に少ないです。 2008年から2018年の平均個体数は120となりますので、これと比べても如何に少ないかが分かります。強風と時々の小雨の天候が影響したのかもしれません。


調査中


小さいカブトガニ幼生


カブトガニ幼生のお腹


アオノリ属が多い・・・


貴重種イチョウシラトリ


アラムシロに襲われるシオフキ

4月のカブトガニの幼生調査

 H31年4月13日にカブトガニ幼生調査を行いました。カブトガニ幼生は確認できませんでした。  昨年はH30年4月28日にカブトガニ幼生調査を行い、約400個体確認していました。 本年4月調査は、昨年と比べると水温が10数度低くなっており、我々の調査結果で得られている、  幼生が活動をはじめる水温17℃より低かったことにより、まったく幼生を確認できなかったと思います。


調査開始


カブトガニ幼生いないな~


定点観測(杭の高さ、気温・水温・泥温)


今年はアオノリが多そうな・・・


曽根干潟では珍しいアマモがありました。干潟を歩くと必ずと言っていいほど新しい発見がありますね~


多数のヘナタリ(上)トビハゼ(下)

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